ケースは塗ってあるもの(黒塗り艶アリ 艶ナシ 朱塗り等、ピンク塗り等)と木目を生かしたもの(桐、欅、竹、杉、花梨、鉄刀木、紫檀、黒檀、黄金檀等)があります。またバックに本金箔(金澤箔、川俣箔等)を貼ったり本金盛上げ蒔絵をした豪華な仕上げのもの、桜金彩など華やかな絵柄、刺繍、格子をあしらったもの、ケース内に可愛い吊るし飾りを付けたものもございます。
どのケースも、羽子板がより美しく華やかに映えるように考えられています。
また、通常は板ガラスを使用していますが、面取りガラスを使用している羽子板もあります。面取りガラスはガラスが厚いので柱の溝に入れるため隅を薄く削ってあります。ガラスの隅に筋が見えるのはこの為です。
最近では、軽量で割れないアクリルケースも人気です。加工がしやすいので、パノラマ仕様や六角ケースに使われている場合があります。
同じ羽子板でも、セットするケースで印象が変わりますので、同じ羽子板でケース違いのセットを多数ご用意致しております。
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銘木(唐木)ケースの羽子板
唐木という名称は、昔「唐から来た木材」或いは、「唐の工芸品に用いられた」という意味で、当時我が国に入荷した高級家具・工芸品をその頃中国を統治に唐によって統治されていたため「唐の木」唐木と呼ばれていました。
実際に唐木は、熱帯及び亜熱帯地方の一部に産する世界で最も良質の木で、高級家具及び装飾用に適する銘木のことです。唐木の代表的なものには、紫檀・黒檀・鉄刀木がありますが、その材質の良さは硬くて強靭、半永久的な耐久力、油脂感触の出る光沢などにより古くから珍重されています。また、近年材料としての品薄の状態となり、その希少価値も一層高まっています。
黒檀ケースの羽子板(クリックでさくらソレイユ楽天市場店羽子板黒檀ケースへ)
黒檀は世界で最も良質の木とも言われており、正倉院の宝物にも黒檀が見られるほど古来より珍重され、乾燥性があり、虫に喰われにくい事から朽ちることが無いと言われています。材の色は鮮赤色や紫色を帯びた赤色です。重硬で肌色はやや粗いものの耐久性、保存性が非常に高く、磨けば優雅な気品のある独特の光沢が出て美しいです。

鉄刀木ケースの羽子板クリックでさくらソレイユ楽天市場店羽子板鉄刀木ケースへ
美しい斑模様が特徴の唐木三大銘木のひとつです。濃褐色の独特の木目は非常に個性的で、縞模様が細かく入り美しく、材質は堅牢で重厚で、耐久性があります。木材の重くて硬い様が、まるで「鉄の刀のよう」ということから「鉄刀木」の字が当てられています。

花梨ケースの羽子板クリックでさくらソレイユ楽天市場店羽子板花梨ケースへ
材の色や鮮赤色や紫色を帯びた赤色です。木目はやや交錯または波状です。重硬で肌目はやや粗いものの耐久性・保存性は高く、磨けば良く光沢が出て美しいです。

羽子板のモチーフによる種類
良縁を願う 藤娘
一面に咲き誇る藤の花、花の妖精のように美しい藤娘が、黒い笠に藤の小枝をかざしながら姿をあらわします。やがて恋心のさまざまを踊りつづけます。
日本舞踊や歌舞伎の演目としても有名ですね。
可憐な乙女の象徴的存在です。

末広がり 道成寺
白拍子の花子が、道成寺の鐘供養に来て、寺僧に望まれて釣鐘の前で舞います。はじめは金冠をかぶり中啓をもって荘重に、あとは笠を持ったり、羯鼓を打つなどして華麗に舞い踊ります。
能の世界でも有名な道成寺。満開の桜の下、扇子を持ち気品にあふれて舞う花子の姿には、幸せが広がりますようにという願いがかけられています。

願いが叶う 浅妻
浅妻の里の舟女をモデルにした江戸時代の画家、英一蝶の絵を舞踏化したものです。月夜の海に浮かぶ舟の中で鼓を打ちながら美しい白拍子姿で舞い、愛を語ります。
将来の厄を払い、願いがかないますようにという想いが込められています。

幸せ汲む 汐汲
歌舞伎、日本舞踊で知られる汐汲です。
都に帰っていった在原行平を思い慕う海女の松風。海の水を汲む桶を肩にかけて踊ります。
汐汲は桶を手にしっとりと舞う姿には恋人を慕う乙女心を表してます。
この桶は海の水を汲むものです。海のように広大な幸せを汲めますようにという願いをかけています。

健やかに美しく まり飾り
女の子の初正月を祝う羽子板に添えられる錦糸で彩られた飾り鞠は、ただ華やかさを増すためではなく、丸く健やかに美しく育つようにとの願いが込められています。
そういった願いを込めてまりを手に持つ羽子板もございます。

